渋谷系ムーブメントの先駆けとして、日本の音楽史に大きな足跡を残したフリッパーズ・ギター。若者から熱狂的な支持を得ていた彼らが、人気絶頂の中で突如解散。その背景には何があったのか。今回はフリッパーズ・ギター解散の真相と、その後のメンバーの明暗について掘り下げます。
フリッパーズ・ギターの前身は、小山田圭吾さんと井上由希子さんによるバンド「ロリポップ・ソニック」。ライブハウスなどで活動していたところ、小山田さんの中学校の同級生である小沢健二さんら三人が加わり、五人編成となります。そして、メジャーデビューの際にフリッパーズ・ギターに改名。1989年、全曲歌詞が英語のファーストアルバムでデビューを果たしました。
しかし、その直後に井上さんが交通事故により入院。メンバーが脱退し、小山田さんと小沢さんの二人編成となります。1990年、全日本語詞によるセカンドアルバム「カメラトーク」をリリース。翌年には三枚目のアルバムを発表し、順風満帆に見えました。
1991年9月19日、東京FMホールで行われたラジオ用の公開録音ライブ後に突然解散を表明。11月からツアーを控えていたこともあり、事務所やレコード会社が解散を思いとどまるよう説得しましたが、二人の決心は変わらず、結局10月29日をもって解散が決定。
解散の第一報が流れたのは、同日未明の佐良直美のオールナイトニッポン。その日の朝刊にはツアーの中止と解散を伝える新聞広告が掲載されました。明確な理由が発表されないままの突然の解散にファンは騒然とし、批判の声も上がりました。
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引用元:https://youtu.be/gRJBChr01K0?si=kawfNV197_2L4g0H,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]