氷川きよしさん、46歳。2000年に「箱根八里の半次郎」で演歌歌手としてデビューしてから早くも四半世紀が経ちました。演歌界のプリンスとして華々しく登場した彼が、今新たな地平線を目指しています。2024年4月には個人事務所「株式会社絆」を設立。

約一年半の活動休止期間を経て、氷川さんは何を得たのでしょうか。愛犬との穏やかな時間、長年憧れていた海外生活、そして何より自分自身と向き合う貴重な時間だったのではないでしょうか。

若手歌手の育成

氷川さんの新たな挑戦の中で特に注目したいのが、若手歌手の育成です。

なんと氷川さん自らが作詞作曲を手がけた楽曲で新人を育てるというのです。これは演歌歌手としてデビューした氷川さんにとって、まさに第二の人生と呼べるチャレンジではないでしょうか。彼の個人事務所の登記簿には「音楽家および芸能タレントの養成」という項目が記載されており、この新しい挑戦に対する並々ならぬ決意が感じられます。

氷川さんが目指す音楽の方向性

氷川さんが憧れを抱いているのは、往年の大スター・沢田研二さん、通称ジュリーです。ジュリーと言えば、70年代、80年代を代表するロックスターであり、その独特の世界観で多くのファンを魅了しました。氷川さんはジュリーのような歌手を育てたいと意気込んでいます。

氷川さんがジュリーに魅せられた理由は主に二つあります。ひとつは音楽性です。ジュリーの楽曲「TOKIO」や「勝手にしやがれ」などを氷川さんも度々カバーしています。2019年の「思い出のメロディー」での「TOKIO」のパフォーマンスは、電色を施した衣装に巨大なパラシュートを背負うというジュリーを彷彿とさせる衣装で話題を呼びました。

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