2024年8月3日、加藤茶・加藤綾菜夫妻がTBS系バラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演しました。今回の放送は、特に注目されるものでした。それは、中居正広と加藤茶が実に35年の時を経て再び顔を合わせたからです。
二人の出会いは、1989年にまで遡ります。当時、15歳だった中居は、初めてのテレビレギュラー番組に出演していました。その番組で、彼は既に大スターだった加藤茶と共演することになったのです。中居は、若さゆえの緊張と憧れを抱きながらも、加藤との共演に挑みました。加藤は当時、若い中居の才能に驚き、「彼ならきっと大物になるだろう」と確信していたそうです。
しかし、二人の再会はなかなか実現しませんでした。昨年の収録での再会は叶わず、中居はそのことを非常に残念に思い、わざわざ手紙を送るほどでした。それだけ二人の関係は特別なものだったのです。
この放送では、加藤茶と中居正広の間に隠されていた意外な関係性が次々と明らかになりました。長年にわたる芸能生活の中で、二人はお互いにリスペクトし合い、深い友情を育んできました。中居は「ドリフターズ」の大ファンで、小学生の頃から彼らのコントを楽しんでいたと語ります。加藤にとっても、中居は年下ながらも尊敬すべき後輩であり、彼の成長を見守る存在でした。
特に印象的だったのは、加藤茶が語る中居の才能です。若干15歳でありながら、中居は既に人を引きつける力を持っていたと加藤は言います。その後、二人がそれぞれの道で大成功を収めることになったのは、偶然ではなく、互いの影響が大きかったのかもしれません。
今回の放送では、『8時だョ!全員集合』の名場面が再び放送されました。
中居が子供の頃から夢中になっていたヒゲダンスや、ジャンケン決闘、体操コントなど、ドリフターズの黄金時代の映像が次々と紹介されました。特に、中居が腹を抱えて笑ったシーンや、加藤と志村けん、そして中居がヒゲダンスで共演した激レア映像は、多くの視聴者に感動を与えました。
しかし、番組は笑いだけでなく、感動的な場面も多く含まれていました。昨年10月、ドリフターズのメンバーであり、加藤にとって弟のような存在だった仲本工事さんが他界しました。享年81歳でした。加藤は、その別れに「1番ショックだった。まさか仲本が…」と語り、彼への深い思いを涙ながらに明かしました。
今回の放送を通じて、中居正広と加藤茶の間にある深い絆が再確認されました。
この放送は、視聴者にとっても、笑いと感動を与えるだけでなく、友情の大切さを再認識させるものでした。加藤茶と中居正広、35年の時を経てなお変わらぬ友情が、これからも続いていくことでしょう。