ビジュアル系ロックバンドの象徴的存在であるX JAPANのYOSHIKIさんと黒夢の清春さんの関係について掘り下げてみましょう。二人の間には長らく不仲説がささやかれてきましたが、果たしてその真相とは？

黒夢と清春の登場

清春さんは1968年生まれ、岐阜県出身。1991年にロックバンド黒夢を結成し、その独特なハードなサウンドで一世を風靡しました。1999年に活動を停止しましたが、その後もソロシンガーとして活動を続け、現在も人気を博しています。

一方のYOSHIKIとX JAPAN

YOSHIKIさんと言えば、1990年代に数々の伝説を残したX JAPANのリーダーです。X JAPANが活動を休止した後も、ソロアーティストとしてだけでなく、慈善活動や自身のブランドを立ち上げるなど、多岐にわたる活動を展開しています。

不仲の噂の発端

なぜ、二人が不仲だと言われるようになったのでしょうか。一つの説では、黒夢がインディーズ時代にYOSHIKIさんから「うちの事務所からインディーズデビューしないか」と声をかけられたものの、後に東芝EMIやソニーなどの大手からも声がかかり、最終的にYOSHIKIさんの誘いを断ったことが原因とされています。

もう一つの理由は、同じビジュアル系バンドでありながら、二人の関わりが薄かったことです。清春さんはLUNA SEAのメンバーたちとは親交が深く、共演も多かったのに対し、X JAPANとの関わりは少なかったため、不仲説がささやかれるようになったのです。

互いの挑発行為と不義理

都市伝説的な話ですが、黒夢の楽曲「BAD SPEED PLAY」の歌詞に登場する「太く鈍った身のこなし、古いバッジを振り回す」という部分がYOSHIKIさんを批判しているのではないかと話題になったこともあります。

しかし、実際のところ、二人の間には目立った確執はないようです。黒夢が様々な事務所から声をかけられたことは音楽業界では普通のことであり、不仲の理由としては根拠が薄いのです。

近年の共演と対談

近年では、2016年に開催された「VISUAL JAPAN SUMMIT」でも黒夢は参加しており、同じイベントで共演しています。さらに、2022年1月27日には、ニコニコチャンネルでの配信に清春さんがゲスト出演し、YOSHIKIさんと対談を行いました。

この対談では、音楽に対する熱い思いや、互いの活動について語り合い、その後も幾度かの共演を果たしています。

特に、2018年には「紅」などの名曲をセッションするという夢のコラボレーションが実現し、ファンを大いに喜ばせました。

清春とYOSHIKIの現在の関係

こうした共演や対談を通じて、二人の関係は決して不仲ではなく、むしろ互いをリスペクトし合う関係であることが明らかになっています。実際に、清春さんがYOSHIKIさんとの対談で語った内容からも、深い信頼関係がうかがえます。

清春さんとYOSHIKIさんの関係は、かつての不仲説を払拭するものであり、互いの才能を認め合う大人の関係へと進化しています。これからも二人の活動に注目し、さらなる共演や新しいプロジェクトが生まれることを期待しましょう。