小田和正さんは74歳8ヶ月という年齢で、この規模の全国ツアーを開催するのは国内アーティスト史上最年長の快挙です。2019年に武道館で行われた前回ツアーの最終日、「また会おうぜ」と約束した小田さんは、その約束を見事に果たし、再びツアーを成功させました。
小田和正さんは、その年齢を感じさせない若々しい歌声で、多くの人々を魅了し続けています。しかし、なぜこの年齢になっても精力的に活動を続けられるのでしょうか。その背後には、小田さんの肉体的な鍛錬と、家族への深い愛情があったのです。
小田和正さんは、横浜市金沢区にある薬局を営む両親の元に生まれました。彼の父親は小田さんに医者になってほしいと願い、多くの塾や習い事に通わせました。しかし、小田さんはその期待に反抗し、大学は建築学科に進学。そして、大学院では「建築との決別」という修士論文を提出し、突如歌手を志すと言い出しました。これには父親も大いに落胆しました。
小田さんは高校時代、鈴木康博さんらとバンドを組み、学園祭で初演奏。その後、オフコースとしてレコードデビューを果たしました。しかし、父親とは若い頃から折り合いが悪く、成功した後も実家に顔を出すことはほとんどありませんでした。そんな中、父親の薬局の経営が悪化し、実家の住まいが差し押さえられる事態に。しかし、父親は一人で経営をやりくりし、小田さんには一切知らせずに奮闘していました。
父親の無言のエールを知った小田さんは、「もっと歌を頑張らなければ」と決意しました。最終的に父親は2008年に他界しましたが、小田さんが到着すると「そうか、それじゃちょっと寝るわ」と言って静かに眠りについたそうです。父親の愛情と応援が、小田さんの音楽活動の原動力となっているのです。
小田和正さんは、大学ではバンドメンバーと離れ離れになりましたが、音楽活動を続け、数々のヒット曲を生み出してきました。
オフコース時代の「さよなら」「Yes-No」「君が嘘をついた」などの名曲は、今でも多くの人々の心に残っています。
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