氷川清さんといえば、箱根八里の半次郎でデビューし、ビジュアル系アイドルのようなルックスで注目を集めた演歌歌手です。若くて実力派の歌唱力を持つ彼は、従来の演歌とは一味違う魅力で多くのファンを魅了しています。

氷川清さんの家族構成は父親と母親の3人家族で、一人っ子として育ちました。父親はタクシー運転手で、芸能界入りを相談した際も反対せず、理解のある方だったそうです。母親もパート勤務をしており、家庭はごく普通の愛情に満ちた環境でした。

氷川清さんは幼少期、内気で人見知りが激しい子供だったそうです。髪を切るのを嫌がったり、母親のスカートの後ろに隠れたりする姿が思い浮かびます。しかし、松田聖子さんのコンサートに行った際、その華やかな姿に大きな影響を受け、歌手になる夢を抱くようになりました。親戚の前で歌った際には大絶賛を受け、その楽しさを知ったことが大きな転機となったのです。

小学校時代はぽっちゃりとした体型で、「ぶた」とからかわれることもありましたが、福岡市立高等学校に進学する頃にはダイエットに成功し、外見も大きく変わりました。この頃から歌手を目指し、数々のオーディションを受けるようになりました。高校では芸能部に所属し、夢を追いかける日々を過ごしました。

芸能界入りを決意した氷川清さんは、上京して厳しいレッスンとアルバイトに明け暮れる生活を続けました。母親からは「辛かったらいつでも帰っておいで」と言われながらも、彼は頑張り続けました。そしてついに2000年、デビュー曲「箱根八里の半次郎」で大ヒットを果たし、一躍スターの仲間入りを果たしました。

氷川清さんの歌唱力は父親譲りとも言われ、家庭内での影響が大きかったようです。

父親が演歌をよく聞いていたため、自然と演歌に親しむようになったのでしょう。また、母親の応援もあり、芸能界での活動を続けることができました。