お笑い芸人の今くるよさんが、5月27日に水がんのため大阪市内の病院で逝去されました。28日に、所属する吉本興業からの公式発表がありました。今くるよさんは、1970年に高校の同級生だった今いくよさんと共に、女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」を結成し、1973年から漫才界でその名を轟かせていました。
お笑い界の伝説
今くるよさんは、1970年代から80年代にかけて、体を張ったギャグと軽妙な掛け合いで観客を魅了し、漫才ブームの立役者となりました。彼女のトレードマークであった細身で濃いめのメイク、そして派手な衣装は、多くのファンに愛され続けました。
晩年の闘病と公私にわたる試練
今くるよさんは、2015年5月28日に胃がんで亡くなった今いくよさんと共に漫才コンビ「今いくよ・くるよ」としての活動を続けていましたが、最近では一人での舞台出演が主となり、2022年4月の吉本興業創業100周年特別公演が最後の舞台となりました。その後、彼女は長い闘病生活を送っていたと言います。
遺産相続での問題
しかし、今くるよさんの死後、その遺産相続を巡る問題が浮上しました。
裁判では、一審で今くるよさんが勝訴しましたが、実弟は控訴を試みました。その結果、昨年の9月には判決が確定し、実弟は約2,600万円の支払いを命じられました。裁判資料によると、今くるよさんと実弟の間での金銭トラブルは長い間続いており、借用証書や振込金受取書が証拠として提出されました。
遺族とのトラブル
さらに、今くるよさんの死後には遺骨に関する問題も発生しました。実弟によると、今くるよさんの遺骨が姉の死後、しばらくの間放置されていたとのことです。遺骨は、今くるよさんが一人で暮らしていたマンションに放置され、最終的には実弟がそれを自宅に持ち帰ることとなりました。この出来事は、兄妹間の感情的な対立を一層深める結果となりました
終わりに
今くるよさんの死と遺産相続問題は、多くの人々に衝撃を与えました。お笑い界の偉大な先駆者であった彼女の晩年は、闘病と私生活の問題に苦しむものでした。彼女の遺産を巡る争いが、最後にそのイメージを損ねることなく、彼女の功績が語り継がれることを願います。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=TxHVEya-kWQ,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]