2023年9月3日、兵庫県宝塚市のマンション敷地内で宝塚歌劇団の劇団員、有愛さんが倒れているのが発見され、その後、死亡が確認されました。現場の状況から自殺と見られ、その後、宝塚歌劇団内において、有愛さんに対する深刻ないじめやパワハラがあったことが次々と明るみに出て、大きな騒動に発展しました。それから約5ヶ月が経過し、事態は最終局面に差し掛かろうとしています。
宝塚歌劇団の一員であり、有愛さんの双子の妹でもある市川さんは、「私の姉が受けたパワハラは、常識では考えられないほど悪質で過酷なものでした」と涙ながらに訴えました。
2月24日、遺族を代表する川人博弁護士が記者会見を開き、劇団側が一部のパワハラを認め、阪急阪神ホールディングスの会長である角和夫氏が謝罪する意向を示したと発表しました。
しかし、劇団はこれまで一貫して、有愛さんが上級生から受けたとされるパワハラを否定してきました。昨年12月、遺族はLINEのやり取りなどの証拠を基に、パワハラが15件存在したとする意見書を劇団に提出しました。4回の交渉の末、ようやく劇団は行動に移しました。
市川さんのコメントはさらに続きます。
「劇団は生徒を守ることを大義名分に掲げていますが、実際にはパワハラを行った者をかばい続けています。私の姉やパワハラの目撃者たちもまた、劇団の生徒ではないのでしょうか?」
遺族と宝塚側の意見は平行線をたどり、劇団の上層部は謝罪する意向を示しつつも、事実を完全に認める気配はありません。市川さんは、「宝塚は特別な場所であっても、そのことが何かを許される理由になるはずがありません」と強調しました。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=rVRv9dUV47g,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]