1985年に日本中を一斉風靡した映画「ビー・バップ・ハイスクール」。少し年配の方はもちろんですが、今の若い世代の方でも「ビー・バップ・ハイスクール」を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。本日はそんな映画「ビー・バップ・ハイスクール」と、不良役で出演した俳優たちのその後を紹介させていただきます。
「ビー・バップ・ハイスクール」は木内和弘さんの人気コミックを実写化したもので、1985年12月に公開されました。主役のトールを清水宏次朗さん、ヒロシを仲村トオルさん、マドンナ役を中山美穂さんが務め、巻き起こすハードなアクションとギャグ満載の痛快青春映画となっています。
ストーリーは、トールとヒロシが悪名高き戸塚水産高校の生徒と喧嘩をしたことから、愛徳高校と戸塚水産高校の抗争が勃発します。トールとヒロシは仲間と共に戸塚水産に挑み、最後は見事勝利を収めるというものです。映画に際して、マドンナ役は原作を提供する講談社からの商業的要請で、当時絶大な人気を得ていた中山美穂さんが起用されました。
不良役については、新しい俳優を選んだ方がいいという監督と原作者の意見により、一般公募を行うことになりました。参加者は履歴書に過去の非行歴や趣味は喧嘩と書いてくる者や、本物の突っ張り現役暴走族が集結。先行会場では睨みの飛ばし合いや、待ち時間に喧嘩が始まるなど、事務所の壁に穴を開けるなどのハチャメチャな状態だったそうです。
この時、ヒロシ役を勝ち取った清水宏次朗さんとトール役を勝ち取った仲村トオルさんは共に本作出演をきっかけにスターダムを駆け上がりました。後に清水宏次朗さんは仲村トオルさんとの関係を聞かれると、苦笑いしながら「会わないですね」と答えていたそうです。
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