今回は、歴史の中で差別を受け続けてきた被差別部落の出身者である大物芸能人たちについてご紹介します。現代でもまだ差別の影響が残る地域で生まれ育った彼らの、波乱万丈の人生とその背景に迫っていきましょう。
田原俊彦さんは、1979年にTBSドラマ「3年B組金八先生」でデビューし、その後のアイドルグループ「たのきんトリオ」の一員として一世を風靡しました。しかし、彼の出身地については様々な噂が飛び交っています。表向きには神奈川県横須賀市出身とされていますが、実は山梨県の童話地区の出身とも言われており、幼い頃は父親を亡くし、母親が4人の子供を必死で育てていたそうです。給食費を支払うのも精一杯で、クラスで物がなくなると彼が疑われることもあったといいます。
この生活から抜け出すため、田原さんは中学生の頃から芸能界入りを決意。見事にジャニーズ事務所で成功を収め、「ジャニーズドリーム」を叶えたと言っても過言ではありません。彼の努力と根性は、彼をスターへと導いたのです。
演歌界の大御所、小林幸子さんは、新潟県の被差別部落地区出身と言われています。幼い頃から音楽に囲まれた環境で育ち、9歳の時に「歌まね読本」でグランドチャンピオンに輝きました。その後、父親の影響もあり、若くして歌手デビュー。
彼女の出身地が部落地区であったという噂が根強くありますが、それでも彼女はその逆境を跳ね返し、自らの才能を武器にして大成功を収めました。
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