7月11日に発売された『週刊文春』7月18日号において、『ダウンタウン』松本人志の代理人である田代政弘弁護士が、告発者であるA子さんを尾行したり、証人として出廷するのを辞めさせようと画策したと報じられました。田代弁護士はこれに対して事実に反すると反論しています。

ミヤネ屋での報道

この報道を受け、同日の読売テレビ制作の『ミヤネ屋』（日本テレビ系）も取り上げました。しかし、田代弁護士はこの番組にも「不適切な偏向報道及び事実に反する内容の報道があった」と抗議しました。

抗議の具体的な内容としては、コメンテーターの医師のおおたわ史絵氏が「元編集長女性が出てきたり、Xさんが出てきたりとか、ありとあらゆる手を使って、とにかくA子さんに（出廷を）諦めさせようとしているという図式だけは、はっきり私にも分かってる感じ」とコメントした点が挙げられました。

また、「大手出版社に在籍する女性週刊誌の元編集長」とX氏とのやり取りについて、宮根誠司氏の代理で出演していた西山耕平アナウンサーが「そうか、録音があるんですよね、今だったらね」と発言し、澤口実歩アナウンサーが「それあくまで記事によりますと」と述べたことについても、録音に関して文春には一切記述されていないため、視聴者に誤解を与える可能性があるとして訂正を求めています。

松本人志の反応

松本人志は田代弁護士の抗議文を自身のX（旧Twitter）でリポストし、ミヤネ屋に対する抗議の意思を示しました。松本は読売テレビで長寿バラエティー番組『ダウンタウンDX』というレギュラー番組を持っていますが、現在は芸能活動を休止中です。そのため、この抗議が今後の松本の番組復帰にどのような影響を与えるかが注目されています。

読売テレビ内部の反応

読売テレビ内部では、松本の不在による視聴率の低下が問題視されています。『ダウンタウンDX』の視聴率は松本の不在後、徐々に低下しており、以前は4％ほどあった個人視聴率が最近では3％程度にまで下がっています。これに対して、局内では「松本さんが戻ってくるのを待っています」というメッセージとして、スタジオでは浜田さんの立ち位置を右寄りにし、左側の松本さんがいたポジションを空けているとのことです。

一方で、ミヤネ屋の報道を不快に思う番組スタッフも多く、BPO（放送倫理・番組向上機構）案件として松本側から訴えられるとなると、読売テレビとしてのメンツもあり、局としては『ダウンタウンDX』の打ち切りも視野に入る可能性があります。

数字が下がっていることもあり、松本さんの件で社内はピリピリとした緊張感が漂っています。