2010年12月、冬の寒さを吹き飛ばすような温かな笑顔が印象的だった、広末涼子の結婚披露宴。場所は都内にある格式高いホテル、招待客は芸能関係者や親族など約500名という豪華絢爛なものだった。
純白のウェディングドレスに身を包んだ広末は、まるで映画のワンシーンから抜け出してきたかのような美しさで、会場に集まった人々を魅了した。当時、人気絶頂の女優と若手実力派アーティストというビッグカップルの結婚は、世間から祝福の嵐で迎えられた。
披露宴では、二人の馴れ初めを再現した映像が流れ、広末の目からは幸せの涙が溢れ出ていた。友人代表のスピーチでは、彼女の飾らない人柄や仕事に対する真摯な姿勢が語られ、会場は感動に包まれた。
特に印象的だったのは、キャンドルサービスでのひとコマだ。数十本のキャンドルが灯る幻想的な雰囲気の中、新郎がそっと広末の耳元で愛の言葉を囁くと、彼女は照れくさそうに微笑み、会場は再び温かい拍手に包まれた。
しかし、この華やかな結婚披露宴からわずか数年後、広末は週刊誌に不倫疑惑を報じられることになる。お相手は妻子ある有名シェフ。記事には、深夜の密会現場や親密な日記のやり取りなどが掲載され、世間を騒がせた。
広末は当初、不倫関係を否定していたが、その後、謝罪文を発表し、芸能活動を自粛。彼女の清純派女優としてのイメージは大きく傷つき、世間からのバッシングは避けられなかった。
結婚披露宴で見せた幸せそうな笑顔は、一体何だったのか。華麗なる舞台の裏側に隠されていた、衝撃の真実。結婚という神聖な誓いを立てたにも関わらず、道を踏み外してしまった広末の行動は、多くの人の心に深い悲しみと失望を与えた。
才能あふれる女優として、そして一人の女性として、再び輝きを取り戻すことを期待していただけに、今回の不倫騒動はあまりにも残念でならない。