石田知恵子さんは1979年に同級生の明さんと結婚し、長女尚子さんを出産しました。その後、石田家は7男2女の大家族としてテレビ番組で紹介され、多くの視聴者に愛されました。

石田さん一家は、「大家族石田家」として日本テレビ系の番組で紹介され、そのリアルな日常生活が視聴者の心を掴みました。七男二女という大家族の中で、兄弟喧嘩や反抗期の息子たちとの壮絶なバトル、夫婦の漫才のようなやり取りが見られ、リアルすぎる家族の日常に多くの人々が共感しました。

外資系化粧品会社の優れた営業マンだった父・明さんは定年退職し、現在は美容業界の未来のために奔走しています。一方、子育てを終えた千恵子さんは、自分の時間を満喫しています。現在の趣味はフラダンス教室に通うことだそうです。

千恵子さんは数年前から実家で母親の介護をしています。母親がアルツハイマー病を患い、自宅での介護が難しくなったため、現在は施設に預けています。久しぶりの一人暮らしですが、時折自宅に戻って家族と過ごしています。

夫・明さんとは「円満別居」とのことですが、実際には介護のために別居しているだけで、関係は良好です。夫婦の間には特別な問題はなく、お互いに適度な距離感を保ちながら生活しています。

石田家の子供たちはそれぞれ独立し、新しい生活を送っています。しかし、大家族で育った彼らには家族の絆が強く、定期的に集まることもあります。特に正月やお盆などの節目には、家族全員が顔を揃えることが多いそうです。

しかし、石田家には一つの悲しい出来事がありました。10人目の子供を流産してしまったのです。43歳での初めての流産という経験は、千恵子さんにとって大きな衝撃でした。

その出来事が心に深く刻まれており、毎年その季節になると心がざわつくそうです。

夫・明さんは仕事に忙しく、家を空けることが多かったため、育児はほとんど千恵子さんが担当していました。しかし、明さんは休日には子供たちを連れて公園やデパートに出かけ、家族との時間を大切にしていました。仕事の関係で家にいる時間は少なかったものの、毎月給料を現金で渡し、家計を支える役割を果たしていました。