この世界には、あまりに衝撃的で思わず目を覆いたくなるような内容のドラマが存在する。そのため、再放送が不可能とされる作品も少なくない。今回は、その中でも特に印象深い4つのドラマを紹介したいと思います。「高校教師」や「未成年」などの野島伸司作品に興味を持つ人も多いでしょうが、それだけではない。さらにディープなドラマの世界をお届けします。
1994年7月8日から9月23日まで、TBS系列で放送されたサスペンス学園ドラマ。「人間失格」というタイトルで始まったこのドラマは、太宰治の遺族からのクレームにより、「人間失格:例えば僕が死んだら」に変更された。これは完全に野島伸司のオリジナルストーリーであり、KinKi Kidsの堂本剛さんと堂本光一さんが出演していることでも話題になった。しかし、陰湿で過激ないじめや体罰のシーンが多いため、再放送が難しい。
中学3年生の大場誠は、父の再婚相手のナツミと共に神戸から東京へ引っ越してくる。誠は名門の進学校・修和学園に編入し、学年トップの影山ルカと友人になる。しかしルカは孤独を抱えており、家庭環境に問題があった。校内で飼育されていたうさぎの血が抜かれる事件が発生し、いじめのターゲットになっていた無糖和彦が犯人にされる。この事件をきっかけに、正義感の強い誠もいじめのターゲットとなり、陰険ないじめがエスカレートしていく。そして体育教師の宮崎から体罰を受けるまでになる。
ルカは誠を助けようとしないが、自分の気持ちに素直になり、再び友人として誠に接する。だが今度は宮崎からのターゲットに。プールでのひどい体罰によって誠が気を失うと、ルカは彼にキスをする。この先、誠とルカ、そして無糖の関係はどのように進展していくのか。後半では誠が屋上で無糖たちに追い詰められ、ルカに誤解されて転落するシーンが描かれる。
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