2024年8月31日、野球史に残る新たな瞬間が訪れました。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦において44号ホームランを放ち、さらに43盗塁を達成。これにより、彼はMLB史上初となる「50-50」の偉業に向けて確実に一歩を踏み出しました。
大谷選手の活躍は、まさに全盛期を迎えたと言っても過言ではありません。初回の第1打席で放たれた44号ソロホームランは、打球速度108.9マイル(約175.3km)、飛距離420フィート(約128m)、角度35度という驚異的な一打でした。これは今シーズン5本目の先頭打者本塁打であり、彼のバットが止まることを知らないことを示しています。
前日には43号本塁打を放ち、史上初となる43本塁打と43盗塁の達成を記録したばかりの大谷。これにより、シーズン50本塁打、50盗塁という前人未到の偉業が現実味を帯びてきました。残り試合は27試合で、彼があと6本のホームランと7つの盗塁を達成する可能性は極めて高いと言えるでしょう。
そんな大谷翔平の偉業に対し、MLBの伝説的クローザーであるマリアノ・リベラ氏も注目しています。彼は、ニューヨーク・ヤンキースで通算652セーブという驚異的な記録を持ち、そのカッターと呼ばれる変化球で数々の打者を打ち取ってきた名選手です。
リベラ氏は、「大谷翔平の50-50達成は決して夢物語ではない」と述べ、その才能と努力、そして運がこの偉業を可能にしていると賞賛しました。彼は、大谷選手がこれまでに見せてきたパフォーマンスは前例がなく、その存在自体が野球の未来を示していると指摘しています。
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