お笑いタレントの狩野英孝さんが、自身のYouTubeチャンネルで結婚を発表した。お相手はかねてより交際が報じられていた一般女性とのこと。幸せいっぱいの報告かと思いきや、祝福コメントの中に混じって、ファンの悲痛な叫びが殺到する事態となっている。
事の発端は、狩野さんが自身のTwitterに投稿した「ファンの皆様へ」というメッセージだった。「いつも応援してくださっている皆様へ。突然のご報告となりますが、この度、結婚する運びとなりました」と始まるこの投稿。本来であれば、ファンへの感謝と結婚の喜びを伝える内容であるはずが、読み進めていくうちに、ある“異変”に気づくことになる。
「今までたくさんの支えがあったからこそ、今の僕があります。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。…ですが、皆様には今まで通り、変わらず応援して頂きたいと思っております。これからも、狩野英孝をよろしくお願い致します。」
一見、感謝の言葉で締めくくられているように見えるこの文章。しかし、ファンは敏感に“違和感”を感じ取ったのだ。それは、「結婚を機に、これまで通りの応援を求める」という、暗に“変化”を否定するような言葉選びにあった。
コメント欄には、「結婚しても応援するけど…なんか悲しい」「今まで通りって、無理があるんじゃない?」「結婚したら、やっぱり生活も変わるよね…」といった、戸惑いと悲しみが入り混じった声が多数寄せられた。
狩野さんといえば、これまでにも幾度となく浮名を流してきたモテ男としても知られている。それだけに、今回の結婚発表に対しても「どうせまたすぐ…」と冷ややかな視線を向けるファンも少なくなかったようだ。
しかし、今回の結婚発表は、狩野さん自身にとっても大きな決断だったはずだ。YouTubeチャンネルでの発表動画では、時折言葉を詰まらせながら、結婚に至るまでの経緯や、お相手への想いを語っていた姿が印象的だった。
「ファンの皆様へ」のメッセージに込められた真意は、狩野さんにしかわからない。それでも、結婚という人生の大きな節目を迎えた彼を、温かく見守りたいと思うのは、ファンとして当然の気持ちではないだろうか。