1989年の夏、川嶋紀子さんと礼宮さまの婚約が内定したというニュースが報じられました。これは、私が大学を卒業して会社員となった年でもあり、まさに平成の幕開けの年でした。昭和天皇が崩御されて半年余りが過ぎた頃、喪中の皇室から発表されたこの明るいニュースに、私は大変驚きました。
紀子さまと同じ1966年生まれ。まだ結婚のことなど考えもしていなかった頃に、同い年の彼女が既に結婚するという事実に驚きを感じました。彼女はその翌年に礼宮さまと結婚し、「紀子さま」となられました。その後、眞子さま、佳子さまと続けてお子様を出産され、幸せな家庭を築かれていました。
当時、女性が23歳で結婚することは早婚とされており、特に東京の大卒女性の中では異例の早さでした。私の周りの大卒女性たちは誰も結婚しておらず、就職活動に忙しくしていました。それだけに、紀子さまが就職せずに結婚されたことは私にとって特異な印象を与えました。
紀子さまは学習院大学を卒業後、同大学院に進学し、在学中に結婚されました。当時はバブル景気の真っ只中で、私たち大学生はさほど苦労せずに内定を得ることができました。私は「均等法第1世代」として、総合職として就職し、男性と同じ仕事をすることが可能でした。
しかし、紀子さまが40歳になる直前に悠仁さまを出産された時、私は彼女の底知れぬ強さを感じました。雅子さまがハーバード、東大、外務省といった眩しい経歴を持ちながらも婚家に適応することに苦労されたのに対し、紀子さまは迷いなく婚家に染まり、「嫁」としての役割を全うされました。
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引用元:https://twitter.com/PyTu6T0GGf69263/status/1811039958146437583,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]