華やかなスポットライトを浴び、世間から羨望の眼差しを向けられる人気女優たち。しかし、その裏では想像を絶するプレッシャーや、プライバシーの侵害、そして「芸能界」という特殊な世界のしがらみに苦しむことも少なくない。そんな中、人気絶頂の最中に惜しまれつつ引退を選び、家庭という道を選んだ女優たちがいる。彼女たちをそこまで突き動かしたものは一体何だったのか?そして、その後の生活は?今回は、世間の関心を集めた女優たちの決断と“その後”に迫る。
まず、芸能界引退劇の先駆け的存在として今も語り継がれているのが、永遠の歌姫・山口百恵さんだ。1980年、人気絶頂の21歳という若さで俳優・三浦友和さんとの結婚と同時に引退を発表。その衝撃は日本中に大きな波紋を広げ、「百恵ちゃんロス」
引退会見で、芸能界を「歌手としてではなく商品として見られていた」と語った山口さん。人気絶頂であるがゆえに、自分の意志とは関係なく仕事が決められ、プライベートの時間も制限されることに息苦しさを感じていたのかもしれない。結婚後、一切芸能活動を行わず、家庭に専念している姿は、まさに「鉄の意志」を感じさせる。メディア露出こそないものの、現在も夫の三浦友和さんと共に仲睦まじい姿が報じられており、多くのファンを安心させている。
山口さんに続くように、人気女優の引退劇はその後も相次いだ。2015年には、女優の堀北真希さんが俳優・山本耕史さんと結婚し、翌年、第一子妊娠を機に芸能界引退を発表した。清楚なイメージと確かな演技力で人気を博した堀北さんの突然の引退に、日本中が驚きと悲しみに包まれた。
堀北さんは、引退理由について「家庭に専念したい」と語っており、その言葉通り、現在も芸能界とは一線を画した生活を送っている。
目撃情報もほとんどなく、子育てに奮闘する姿はまさに「良妻賢母」そのもの。華やかな芸能界を離れ、静かに幸せをかみしめるように暮らす姿は、多くの女性の憧れの的となっている。
そして、2020年には、女優の沢尻エリカさんが麻薬取締法違反で逮捕され、芸能界を引退した。波乱万丈の人生を送ってきた彼女だが、その演技力は高く評価されており、多くのファンが更なる活躍を期待していた矢先のことだった。逮捕後、謝罪と同時に芸能界引退を発表した沢尻さん。その後の動向は明らかになっていないが、彼女の才能を惜しむ声は後を絶たない。
このように、人気絶頂の最中に芸能界を去った女優たちは少なくない。それぞれの決断の背景には、様々な葛藤や苦悩があったに違いない。華やかな世界に別れを告げ、新たな道を歩み始めた彼女たちの未来が、どうか幸せに満ち溢れていることを願ってやまない。