テレビドラマの中には、その内容があまりにも過激であるために、放送禁止にされてしまった作品が存在します。
いじめというデリケートなテーマを扱ったドラマ「ライフ」は、放送時に大きな反響を呼びました。主演の北乃きいさんが演じる主人公は、誤解から始まる壮絶ないじめに立ち向かう少女。原作は講談社漫画賞を受賞した作品で、心理的描写が非常に細かく評価されていますが、その描写があまりにもリアルすぎて、放送開始後に視聴者からの批判が殺到しました。
特に、暴力的なシーンが多かったため、親世代からは「いじめを助長する」
1995年に映画化され、1997年にはテレビドラマとして放送された「エコエコアザラク」。深夜枠で放送されたにも関わらず、エログロな内容が話題に。しかし、1997年に神戸市で発生した凄惨な事件と内容が似ていたため、放送中止が決定されました。事件の影響で視聴者からの不快感が強く、再放送は叶わない状態に。現在でもネット配信やDVDは入手可能ですが、当時の衝撃的なシーンが影響したと言えるでしょう。
1989年にTBS系で放送された「ハイスクール落書」は、斉藤由貴さん主演の学園ドラマで、高視聴率を記録した人気作です。しかし、工業高校に対する差別的な描写が問題視され、全国工業高校学校長協会から放送中止を要求されました。特に、不良学生の集まりとして描かれた工業高校のイメージが損なわれたとされることが理由です。
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