中居正広とダンスの魅力

中居正広といえば、スマップの楽曲はもちろんのこと、2009年のNHK紅白歌合戦ではこの年に亡くなったマイケル・ジャクソンの追悼企画で歴史的な名曲「スムース・クリミナル」を披露し、大きな話題となりました。そんな中居が司会を務める番組「中居正広のダンス！」（テレビ朝日系）で、ダンスの魅力について熱く語る場面がありました。普段はバラエティー番組でその才能を発揮する中居ですが、この番組では彼のダンスに対する真摯な思いが伝わってきます。

少年隊へのリスペクト

中居が特に熱く語ったのは、ジャニーズ事務所の先輩である少年隊についてです。

番組では、1989年6月放送の「ミュージックステーション」（テレビ朝日系）で少年隊が披露した「仮面舞踏会」の映像が流れ、中居はそのダンスに対するリスペクトを惜しみなく語りました。特に錦織一清に対する評価は高く、「錦織君が群を抜いている。柔らかさも含めて、彼のダンスは本当に素晴らしい」と絶賛しました。

錦織一清のダンス

中居の評価は他のジャニーズメンバーからも共感を得ており、嵐の大野智も少年隊の中で錦織一清のダンスに憧れ、彼を目標にしていたと語っています。さらに、少年隊の「仮面舞踏会」を手掛けた伝説の振付師ボビー・ヨシノ氏も「どんな曲でもうまく見せるのは錦織」と賛辞を送っていました。

錦織一清と植草克秀の退所

錦織一清と植草克秀は昨年末にジャニーズ事務所を退所しました。その背景には、2015年の少年隊デビュー30周年イヤーのイベントが関係しているといいます。ジャニーズ事務所から期間限定の復活を提案されましたが、錦織はこれを拒否し、植草も同調したため、メリー喜多川氏が激怒。二人の給与体制が月給制から無給制に変更され、仕事を干されることになったといいます。

経済的な困難と退所の決断

植草は1990年代半ばに周囲に「僕と錦織は月給30万円で働いている。東山とは待遇が違いすぎる」と漏らしていたと報じられています。東山紀之の年収が3億円を超えるとされる中で、錦織と植草の収入は非常に低く、経済的な困難に直面していたことがうかがえます。これが退所の決断に繋がったと考えられます。

錦織一清の新たなステージ

現在、錦織一清は新たなステージに進んでいます。彼は若いキャスト陣との仕事を楽しんでおり、「人生で一番楽しいのが今だと感じさせてもらえる」と語っています。

ジャニーズ事務所時代のことを振り返る時間はないのかもしれませんが、彼の後輩たちからのリスペクトは今も続いています。

まとめ

中居正広が語るダンスの魅力と少年隊への熱い思いは、視聴者に感動を与えました。錦織一清と植草克秀の退所の背景には、ジャニーズ事務所内の厳しい現実がありましたが、二人のダンスに対する情熱は変わりません。今後も彼らの活躍に注目し、応援していきたいと思います。