大澄賢也と小柳ルミ子、この二人の名前を聞くと、多くの人が思い浮かべるのは、その華やかな結婚生活と、そして衝撃的な離婚劇でしょう。二人の結婚は、1989年に大きな話題を呼びました。当時、小柳ルミ子は36歳、大澄賢也は23歳と、年齢差が13歳もある「年の差婚」として注目を浴びました。しかし、2000年にその結婚生活は幕を下ろします。大澄賢也の浮気が原因とされていますが、実際のところはもっと複雑な事情が絡んでいたのです。
大澄賢也は無名のダンサーとして、小柳ルミ子のバックダンサーを務めていました。小柳に見出された彼は、その後大きく飛躍し、芸能界での地位を確立していきます。しかし、結婚生活が続く中で、次第に二人の間には微妙なズレが生じていきました。
1995年、当時の大澄賢也は月収300万から400万円を稼いでいたと言われています。それでも、小柳ルミ子にとってはまだ十分ではなかったのです。大澄が「そろそろ僕も稼がないと」と告げたところ、小柳は「私が休んだら、この生活は成り立たない」と返答。この言葉は大澄にとって、男としてのプライドを大きく傷つけるものでした。この積もり積もった感情が、やがて二人の関係に亀裂を生じさせることになります。
大澄賢也は、離婚を望んでいたと言われています。
しかし、小柳ルミ子が簡単に別れに応じるとは思えませんでした。そこで、大澄は「浮気」を理由に離婚を申し出ましたが、実際には浮気の証拠はなく、小柳が探偵を使っても何も出てきませんでした。これは、大澄が離婚を実現させるために使った手段に過ぎなかったのです。
最終的に、小柳は「無名のダンサーとして再出発するか、1億円の慰謝料を支払うか」を大澄に突きつけました。
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