小柳ルミ子さん――その名を聞けば、多くの人が思い浮かべるのは、彼女の華々しい歌手としてのキャリアと、ドラマチックな私生活です。1952年7月2日、福岡市で生まれ、幼い頃から勉強と歌に励み、宝塚音楽学校を首席で卒業。その後、芸能界に進出し、次々とヒット曲を生み出しました。しかし、そんな彼女の人生には、誰もが驚くような試練が数多くありました。
小柳さんが36歳の時、彼女は13歳年下のダンサー、大澄賢也さんと出会います。二人の出会いは、彼女のディナーショーでの共演がきっかけでした。1988年11月末にリハーサルで初めて顔を合わせ、クリスマスイブから交際がスタート。そして翌年の1月6日には、わずか10日の交際期間で結婚に至りました。まさに「電撃結婚」と言われ、当時の芸能界でも大きな話題となりました。
二人は結婚後、多くのテレビやイベントに夫婦で出演し、「おしどり夫婦」として知られるようになります。しかし、その結婚生活は長くは続かず、2000年には離婚を迎えます。離婚の原因として、大澄さんの浮気が噂されましたが、実際のところはもっと複雑でした。
大澄賢也さんは、もともと小柳さんのバックダンサーとして活躍していました。結婚当初は、二人の間には熱い愛がありましたが、次第に関係が冷め、生活のすれ違いが増えていきます。小柳さんは、大澄さんが成長することを期待し、時に厳しく接しましたが、それが逆に彼を追い詰めてしまったようです。最終的に、大澄さんは浮気に走り、8年目の結婚記念日に二人は別居を開始しました。
小柳さんは大澄さんを追いかけ、興信所に頼んで彼の行動を探ったと言いますが、二人の関係は修復できず、2000年に離婚が成立します。その際、小柳さんは大澄さんに対して「慰謝料として1億円を支払うか、無名のダンサーに戻るか」
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