インスタグラムの始まりとその影響

木村拓哉さんは、2020年5月8日にInstagramアカウントを開設しました。新型コロナウイルスの影響で自粛が続く中、ファンとのコミュニケーションを図るための手段として選ばれたのです。元ジャニーズタレントの中で個人でInstagramを開設したのは、2019年5月の山下智久さんに続いて2人目でした。アカウント開設から11時間足らずでフォロワー数50万人を記録し、1日で100万人を達成するなど、その人気ぶりが示されました。

しかし、その後の投稿が原因でフォロワー数が減少する事態となります。2023年9月11日に402.3万人いたフォロワーが、10月16日には399.99万人に減少しました。その投稿は、バイクに腰掛けたヤンキースタイルの木村さんの写真であり、ネット上では「50過ぎてこの格好はない」「かっこつけすぎ」といった批判が殺到しました。

批判の背景

木村さんのSNS活動には、ジャニー喜多川氏の性的虐待問題に関する批判も影響しています。ジャニー氏の問題が公になった直後、木村さんは「SHOW MUST GO ON」との言葉とともに、自身の写真を投稿しました。この言葉はジャニー氏がタレントに伝えてきたものであり、タイミングを考慮しない投稿として多くの批判を浴びました。

工藤静香の影響

木村さんのSNS活動には、妻である工藤静香さんの影響が強く見られます。

ある広告代理店関係者によると、工藤静香さんが家族全員のSNSを管理しており、中国系SNS「Weibo」を頻繁に利用しているのも彼女の仕掛けだと言います。木村一家のプロデュースはすべて工藤さんが担っているとのことです。

YouTubeでの苦戦

木村さんはYouTubeチャンネルも開設していますが、こちらも苦戦しています。現在の登録者数は89.4万人で、他の元ジャニーズタレントや現役タレントに比べて少ない状況です。再生回数も伸び悩んでおり、50万回前後が多い状況です。SNSでの強さを見せてきた木村さんですが、YouTubeではその魅力を十分に発揮できていないようです。

ファミリービジネスの影響

木村さんの家族がSNSで積極的に発信していることも批判の的となっています。娘の心美さんとKokiさんもSNSでの発信に意欲的で、姉妹揃ってのインスタライブで結婚観を語るなど、ファミリービジネスの要素が強まっています。これに対して、ファンの中には「そんなものは見たくない」という声もあります。