2023年10月2日から始まったNHK連続テレビ小説『ブギウギ』。この作品の主人公である「花田鈴子」のモデルになったのは、戦後日本で一世を風靡した「ブギの女王」こと笠置シヅ子さんです。しかし、彼女の娘である亀井エイ子さんが語った母親の素顔には、私たちが知らない驚きのエピソードが隠されていました。

一般人として育てられた娘・亀井エイ子

笠置シヅ子さんは一人娘のエイ子さんを、芸能界の光と影から遠ざけ、あくまで一般人として育て上げました。エイ子さんの父親である吉本英祐さんは、吉本興業の創業者・吉本せいさんの息子であり、エイ子さんは吉本興業創業者の直系の孫という血筋です。しかし、彼女はこの華やかな背景とは無縁に育てられたのです。

亀井エイ子さんが母・笠置シヅ子について語ることは稀ですが、その数少ない機会に、彼女は母親の驚くべき過去とその素顔を垣間見せています。母親としての笠置シヅ子、そして「ブギの女王」としての彼女。この二つの側面が交錯する中で、エイ子さんが明かした母への想いには深い愛情と敬意が込められていました。

笠置シヅ子と吉本英祐の出会いと愛

笠置シヅ子と吉本英祐の出会いは、1943年6月にさかのぼります。名古屋での公演中、笠置シヅ子が先輩役者の楽屋を訪ねた際、たまたま目撃した吉本英祐。

この時は言葉を交わすことはありませんでしたが、後に英祐が笠置の大ファンであったことが判明し、彼から挨拶に訪れることになります。そこから二人は親しくなり、やがては恋愛関係に発展しました。

記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください