2024年8月23日、ロサンゼルス・ドジャースの本拠地で行われた試合で、大谷翔平選手がメジャーリーグ史上に新たな伝説を刻みました。史上最速で「40本塁打・40盗塁」を達成した大谷選手は、まさに野球界の頂点に立った瞬間でした。しかし、この歴史的快挙の裏では、予想もしなかったドラマが展開されていました。

キルステン・ワトソンさんの冷静な対応

試合後、大谷選手はチームメートから祝福のウォーターシャワーを受けました。しかし、その水はインタビューを担当していたスポーツネットLAのリポーター、キルステン・ワトソンさんにも降りかかりました。突然の出来事に驚きつつも、ワトソンさんはプロとしての姿勢を崩さず、びしょ濡れになりながらもインタビューを続けました。

後日、ワトソンさんは自身のSNSで「大谷選手は正式に『40-40クラブ』のメンバーになった。それだけの価値があったけれど、あの日はとても寒かったわ、オーマイゴッド！」とユーモアたっぷりにコメント。さらに、「美容院の請求書を送ります」とチームメートに向けてジョークを飛ばし、ファンを笑顔にさせました。

この出来事は、単なるハプニングではなく、スポーツ報道の裏にある記者の苦労や、選手との信頼関係を垣間見せる貴重な瞬間でした。

記録達成ボールの行方と外野手の判断

大谷選手の記録達成を決定づけた満塁ホームラン。このボールは、レイズの外野手ホセ・シリが一度キャッチしようとしましたが、フェンスを越えてしまいました。そして、スタンドから跳ね返ったボールをシリは観客席に投げ返してしまいました。

後のインタビューでシリは、「あの時は何も考えていなかった。『40-40』のことも知らなかった。試合が終わったから、ファンにあげたんだ」と説明しています。

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