アメリカの野球界で大谷翔平という名前が響かない日はない。彼のホームラン数が増えるたびに、その一打がどれだけの価値を持つのか、ファンやメディアの関心も高まっている。特に、50本目のホームランが達成された時、その記念球の価格はどこまで上がるのか、既に話題沸騰だ。

アメリカのスポーツメディア「Yahoo Sports」の記者、ジェフ・アイゼンバーグ氏は、大谷が数日中に50号を達成すると予想し、その記念すべきホームランボールに注目した記事を掲載した。彼は、「大谷の50本目のホームランボールを手に入れたファンは、人生を変えるかもしれない」と書いている。なんと、住宅の頭金に相当する金額が手に入る可能性があるというのだ。

実際、スポーツ記念品の専門家たちもこのボールの価値を高く評価している。

ある専門家は「50号記念球は最低でも10万ドル（約1,500万円）の価値がある」と話し、さらには「上限は読めない」とまで言っている。また、世界最古の国際競売会社ソザビーズのスポーツメモラビリア部門責任者ブルース・ウォーカー氏は、このボールがオークションで20万ドル（約3,000万円）以上の値がつく可能性があると予想している。

さらに、アメリカ最大の競売会社クリスティーズのスポーツコレクション部門責任者クリス・アイヴィ氏は、控えめに見積もっても10万ドル以上、場合によってはその数倍の価値がつくかもしれないと語った。

「これほどのアイテムは過去にも例がなく、オークションにとっては理想的な出品物と言える」と彼は評価している。

過去には、このような記念のホームランボールを巡って数々のトラブルが起きてきた。2022年のアーロン・ジャッジが記録したシーズン65号の時も、大勢のファンが群がり、ボールを巡る混乱が起きたことは記憶に新しい。そして、2001年にバリー・ボンズが記録した73号を巡っても、最初にキャッチしたファンがタックルを受け、別のファンが拾うという事態に発展。

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