昭和時代の時代劇で数多くの名悪役を演じ、視聴者に強烈な印象を残した俳優たち。彼らの独特な演技は、ストーリーに緊張感と深みを与え、時には主人公以上に注目を集めることもありました。しかし、時が経ち、彼らの多くは芸能界から姿を消しました。そんな彼らがどのように時を過ごし、現在は何をしているのか。その謎に迫ります。
上野山功一さんは、1933年に生まれ、「必殺シリーズ」や「大江戸捜査網」などの人気時代劇で悪役として活躍しました。彼のニヒルな悪役は多くのファンに強い印象を与え、そのもみあげのある風貌は誰もが覚えていることでしょう。1958年に日活へ入社し、映画デビューを果たした後、テレビを主戦場に活動を続けました。特撮番組『イナズマンF』でも活躍し、その幅広い演技力を見せつけました。
1999年に福島県へ移住し、地元で演劇活動を行いながら静かな生活を送りました。2013年にはブログを開設し、日々の暮らしをファンに伝えていましたが、2023年に89歳で胃がんによりこの世を去りました。彼の存在は今も多くのファンの心に残っています。
だからじゅんさんは、1917年生まれの昭和を代表する悪役俳優です。「水戸黄門」や「3匹の侍」で意地悪な商店主や宿場の親分を演じ、その嫌らしい演技が多くの視聴者に嫌われ愛されました。彼は1936年に新築地劇団に入団し、戦時中には歩兵第2連隊に従軍。終戦後、劇団民芸で舞台に立ち、映画でも助演として活躍しました。
彼の演じるキャラクターは、時には卑劣でありながらもどこか愛嬌があり、その演技力で視聴者を魅了しました。2004年の「サラリーマン金太郎4」
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