コロナ禍だけでなく、今夏は連日の猛暑や豪雨が日本列島を襲い、国民を苦しめている中、愛子さまはそうした状況に深く心を寄せられていました。
今回夏は各省庁からの概算要求が行われますが、宮内庁が来年度予算案に愛子さまが着用されるティアラなど装飾品の制作費を計上しないことが明らかになりました。
コロナ禍で国民が苦しむなかで、両陛下のお気持ちを愛子さまが考慮されて固辞されたとのことです。
昨年12月に成人された際にも、新しいティアラの制作を辞退された愛子さまは、叔母の黒田清子さんのティアラを借り受けて行事に臨まれたことが話題となりました。女性皇族が成人されると、宮中晩餐会などの行事で着用するために、ティアラやネックレスなどをオーダーメードしますが、 眞子さんや佳子さまのティアラは、それぞれ2856万円、2793万円の制作費用がかかり、国費である宮廷費から拠出されました。
天皇の娘である愛子さまのティアラならば、制作費は3千万円を超えるものとなりますが、 制作費は国民のために使ってほしいとする姿勢は、天皇陛下と雅子さまの暮らしぶりから学ばれたものといえます。
御所にある家具などの調度品は一般人から見たら値段が高いと思われるものですが、数十年単位で使える品質のよいものを吟味して購入され、古くなったらそのつどお手入れされているそうです。
昔から無駄遣いをせず、質素倹約に努める両陛下のご方針は、愛子さまにも受け継がれていると思われます。