2024年8月3日、パリ五輪第9日のバレーボール女子1次リーグB組で、日本はケニアと対戦しました。日本は世界ランキング7位、ケニアは20位と実力差は明らかでしたが、日本チームにとってこの試合は非常に重要な一戦でした。結果として、日本は3―0のストレートで勝利し、今大会初勝利を収めました。この勝利により、1勝2敗で勝ち点3の同組3位となり、準々決勝進出への望みをつなぎました。
試合終了後、チームメイトとともに写真撮影を行った古賀紗理那選手。しかし、その後、彼女はコートに突っ伏して号泣しました。この感動的な瞬間に、チームメイトやスタッフが優しく肩をたたき、寄り添う姿が見られました。
試合後のインタビューで、古賀選手は「今日勝って、最後かもしれないし、最後じゃないかもしれないっていうところで、みんなで気持ち立て直して勝ててよかった」と語り、その感情を抑えきれない様子でした。今大会をもって現役引退を表明している古賀選手にとって、この試合は特別な意味を持っていました。
「今日はキャプテンとかそういうのを考えずに、バレーボールが大好きな古賀紗理那として戦いました」と述べ、純粋な気持ちでコートに立っていたことを強調しました。「今日が最後だったかもしれないし、次、最後じゃないかもしれない。もう一回しっかり気持ち入れて頑張りたい」と声を震わせながらも、次の試合への意欲を見せました。
日本チームの先発メンバーは、岩崎こよみ、林琴奈、古賀紗理那、石川真佑、山田二千華、荒木彩花でした。第1セットは2―1から6連続ポイントを奪うなど、優位に試合を進め、和田由紀子と石川真佑の攻撃で得点を重ねました。
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