モータースポーツファンなら誰もが胸を躍らせる、ドイツ・ツーリングカー選手権（DTM）。2024年シーズンはその40周年を迎え、そのラウンド4はドイツ唯一の市街地レース、ノーリスリンクで開催されました。このレースは、スリリングな展開と共に、名車たちが集結する場としても有名です。7月6日と7日の両日にわたり行われたこのイベントは、まさにファンの期待を裏切らない一大祭典となりました。

壁ギリギリの戦いが繰り広げられるノーリスリンク

ノーリスリンクは、ニュルンベルク郊外に位置する市街地コースです。

ドイツで唯一、公道を使用したレースが行われる場所として知られ、ファンの間では「壁スレスレ選手権」とも呼ばれています。レースの舞台は、普段は市民が日常的に利用している道路。迫りくるコンクリートウォールが選手たちに常にプレッシャーをかけ、ミスが命取りになる緊迫感が漂います。

アクセスの良さもノーリスリンクの魅力の一つ。最寄り駅から徒歩すぐの距離にサーキットがあり、観戦に訪れるファンにとってはこれ以上ない利便性です。地元の人々は、自転車での来場も珍しくなく、スタジアム周辺は活気に満ちています。

コースを彩る1000万円級の伝説の車たち

今年のノーリスリンクは、特別な年でもありました。DTMの40周年を記念して、過去に活躍した名車たちが展示され、ファンの目を楽しませました。その中でも、D2デザインのメルセデス・ベンツ「CLK」は、多くのファンを魅了しました。これらのクラシックカーは、その美しさと歴史的価値から、現在でも高額な取引がされており、中には1000万円を超えるものも少なくありません。

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