昭和の時代、スマホやパソコンはおろか、薄型の液晶テレビすら存在しなかった。しかし、その実家にはサザエさんやちびまる子ちゃんで見るような個性豊かな家電が溢れていたのだ。家族が集まるリビングには家長のブラウン管テレビが鎮座し、台所には大自然の恵みを感じさせるグリーンの二ドア冷蔵庫、洗面所にはシンプルで使いやすい二槽式洗濯機が置かれていた。昭和の家電たちは、それぞれが強い存在感を放ち、家族の思い出を彩っていた。
テレビ
昭和の実家で最も存在感を放っていたのは、テレビである。家族の中心にあり、その巨大なブラウン管が家の一部のように作り込まれていた。当時、テレビは一家に一台が一般的で、家族全員がリビングに集まり、同じ番組を楽しみながら食事をするのが日常の風景だった。名木を使用したキャビネットタイプのテレビは、家の中心であり、家族の団欒の象徴でもあった。
私もその一員で、自分の部屋にテレビを持つことは夢だった。しかし、中学生になってついに自分の部屋に14インチのテレビを手に入れることができた。その赤いボディの小さなテレビは、毎度お騒がせしますや夏体験物語など、数々の思い出を映し出してくれた。初めて手にした自分だけのテレビは、特別な存在であり、自分だけの世界を持つ喜びを教えてくれたのだ。
緑色の冷蔵庫
昭和の実家には今では見かけなくなった緑色の冷蔵庫があり、その存在は非常に印象深かった。緑色の冷蔵庫は目に優しく、観葉植物のような爽やかさを感じさせるため、部屋の中で大自然を感じさせる存在だった。私の実家でも緑の冷蔵庫があり、草原の中でマイナスイオンを浴びているかのような気持ちにさせてくれた。
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引用元:https://youtu.be/fKowWZAvkTo?si=8DiAJxUrE95ba9gk,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]