今永昇太は、その投球で米国野球界を席巻している。2024年9月16日(日本時間17日)に行われたオークランド・アスレチックス戦で、今永は6回2失点の好投を見せ、今季14勝目を挙げた。この勝利で、今永は日本人左腕投手としては2002年の石井一久(当時ドジャース)以来のシーズン最多勝利記録に並ぶ快挙を達成した。
初回の危機と冷静な対応
試合の序盤、今永は先頭打者のウィルソンに三塁打を許し、いきなりピンチに立たされた。しかし、彼は慌てることなく後続を抑え、無失点で切り抜けた。その後、2回にもランナーを出すものの、落ち着いて投球を続け、8番デビーを見逃し三振に仕留め、今季の規定投球回に到達するという大きな節目を迎えた。
3回にはルーカーに3ランホームランを浴び、一時は失点を許したが、彼の立ち直りの速さが光った。その後の打者を次々に三振に打ち取り、攻撃の勢いを断ち切る。結局、今永は6回を投げ切り、5安打2失点、11奪三振、3四球という内容で降板。この11奪三振は、彼自身のメジャーでの最多記録であり、シーズン規定投球回も達成した。
11奪三振でキャリアハイを更新
今永の投球は、チームの勝利に大きく貢献した。試合はカブス打線が初回から爆発し、鈴木誠也、小ディヴェリンジャー、アイザック・パレレスの3連打で先制。その後、スワンソンの15号スリーランで一挙5点を追加し、試合の流れを決定づけた。最終的に、カブスは18安打9得点で圧勝し、今永の14勝目をサポートした。
今永の今季成績は14勝3敗、防御率3.03と、ナショナルリーグの先発投手としてもトップクラスに位置している。さらに、クオリティスタート18回、1イニングあたりの投球数15.01がリーグ2位、奪三振と四球の割合を示すK/BBは6.07でトップを走るなど、複数の部門で圧倒的な成績を残している。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8w4yLuqZle8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]