2024年、パリオリンピックで日本は歴史的な成果を上げ、銀メダル20個、銅メダル13個という海外開催の大会としては過去最多のメダルを獲得しました。このような成果を挙げたオリンピック選手たちが授与されてきたのが「国民栄誉賞」です。レスリングの吉田沙保里選手や、フィギュアスケートで連覇を成し遂げた羽生結弦選手など、これまで多くのスポーツ選手がこの賞を受賞しています。
野球界でも同様で、本塁打世界記録を持つ王貞治氏や連続試合出場世界記録の衣笠祥雄氏、さらにはワールドシリーズMVPの松井秀喜氏など、歴史に名を刻んだ選手たちが名を連ねています。そして、その栄誉を受ける候補として大谷翔平選手が浮上したのも、当然の流れだったと言えます。
大谷翔平の辞退という決断
2021年シーズン、大谷選手は二刀流選手としてMLBで初のフルシーズンを迎え、ホームラン争いに加わりながらも、投手としても9勝を挙げ、156奪三振という結果を残しました。その偉業は、専門誌「ベースボール・アメリカ」年間最優秀選手、選手間投票による年間最優秀選手、さらにMLBコミッショナー特別表彰を受けるなど、多くの賞で評価されました。さらにはアメリカンリーグのMVPにも満票で選ばれ、名実ともにメジャーリーグのトップ選手となったのです。
そのような輝かしい成績を考えれば、当時の岸田内閣が大谷選手に国民栄誉賞を打診したのも当然と言えるでしょう。しかし、大谷選手はこの名誉ある賞を辞退するという決断を下しました。松野官房長官に対し、「まだ早いので辞退させていただきたい」と告げたのです。
米国での反響と大谷選手の謙虚さ
大谷選手のこの決断は、アメリカでも大きな反響を呼びました。メディアやファンは「彼はどこまでも一流だ」、「彼の謙虚さこそが最高の勲章だ」と賞賛の声を寄せました。米国では、大谷選手のプレーだけでなく、その謙虚さや礼儀正しさも高く評価されているのです。
一方で、日本政府だけでなく、アメリカ政府も大谷選手に対して「大統領自由勲章」を授与する可能性があると報じられました。
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引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6wdWJ9eqfQ8,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]