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詮子 四十の賀の真相 明子の子が絶対に勝ってはいけなかった兄弟対決【光る君へ】
2024/08/20

本日は、藤原道長の時代に起こった一大政治事件、詮子の「四十の賀」に関するお話をお届けします。この事件は、明子の子である頼宗が兄弟対決で優れた舞を披露し、結果として一条天皇から称賛されたことが引き金となり、道長が激怒し、席を立つという大事件に発展しました。ここでは、その背景にある道長の意図と、その怒りの真相について深く掘り下げていきます。

詮子の四十の賀―その舞台裏

道長は、詮子の四十の賀の儀式を通じて、藤原家の権威を示そうとしていました。この儀式は、道長にとって、藤原家の影響力を誇示し、また一条天皇との密接な関係をアピールする絶好の機会だったのです。道長は、細心の準備を重ね、あらゆる面での成功を目指しました。

その一環として、彼は詮子の四十の賀を自邸である土御門殿で開催することを決定し、その後には一条天皇を宿泊させるという前例のない計画まで立てていました。

兄弟対決―頼道と頼宗の舞

この儀式の中で注目されたのが、頼道と頼宗の舞の披露でした。頼道は道長の子であり、将来を嘱望される存在でした。一方、頼宗は明子の子であり、道長にとっては特別な存在であったため、この対決は非常に重要な意味を持っていました。道長は、頼道が優れた舞を披露することで、明子の権威を高めようと考えていたのです。

しかし、リハーサルとして行われた市学の時点で、頼宗の舞が頼道を凌駕していたことが明らかになっていました。道長もその事実に気づいていたはずですが、彼はこれを認めたくない一心で、本番では頼道が称賛されることを期待していました。

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