ヌートバー選手はアメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルス郡エルセグンド出身。父はアメリカ人、母は日本人のハーフで、正式な日本名は「エノキダ達人」。幼少期から野球に親しみ、高校では野球とアメリカンフットボールをプレーしました。2023年には侍ジャパンのメンバーに選ばれ、全試合に出場し、日本の優勝に大きく貢献しました。

レギュラーシーズンでは、3月30日のトロント・ブルージェイズとの開幕戦に二番左翼手として出場し、好成績を収めましたが、左手親指を負傷し、10日間の故障者リスト入りとなりました。

その後も数回の故障を経て、最終的には打率.261、4本塁打、46打点を記録しました。チームは残念ながら地区最下位に終わりましたが、ヌートバー選手は主力選手として活躍しました。

侍ジャパンでの活躍は特に注目され、日本のファンからは「たっちゃん」として親しまれました。打率.368、3打点、7得点とリードオフマンとしての役割を果たし、守備でも素晴らしいプレーを見せました。試合中やベンチでの熱い振る舞いもファンの心をつかみました。

しかし、現在のヌートバー選手の年収は53万8605ドル（約1億3000万円）と、大谷翔平選手やダルビッシュ有選手と比べると低いです。まだメジャーでの実績が少ないため、現状の年収は適正価格と言えますが、今後の活躍次第では大型契約が見込まれます。

今シーズン、ヌートバー選手はカージナルスでライトのレギュラーとして期待されていますが、若手の競争が激しいため、定位置を守り続けるのは簡単ではありません。しかし、侍ジャパンでの活躍で日本での人気は急上昇し、将来的にはNPB球団が獲得に動く可能性もあります。

ヌートバー選手自身も、将来母親のために日本のプロ野球でプレーするのも良いとコメントしていますが、現実的にはまだ25歳でメジャーリーガーとしてのキャリアを優先するでしょう。日本球界への移籍は、メジャーでの結果次第となるでしょう。