団地での出会い
1964年、夏のある日。日本の郊外にある団地の一階と三階にそれぞれの家族が引っ越してきました。その日から、彼女たちの長い友情の物語が始まるのです。二人の母親は妊婦時代から親しく、お互いのことをよく知っていました。そのため、自然と娘たちも仲良くなり、まるで姉妹のように育ちました。
写真の中で二人の幼馴染が楽しそうに遊んでいる姿を見ると、その当時の無邪気な笑顔が今も心に残ります。団地の庭で走り回ったり、一緒に宿題をしたり、お互いの家でお泊り会をしたりと、毎日が楽しい冒険の日々でした。
転校と文通
しかし、小学3年生になる前に、友人の一人が転校することになりました。その知らせを聞いた時、二人は涙を流して抱き合いました。しかし、彼女たちは約束をしました。「離れても絶対に連絡を取り続けようね」と。その約束を守るために、文通を始めました。
彼女たちの手紙は、お互いの日常を共有し、励まし合うものでした。手紙の中で、学校での出来事や家族の話、将来の夢などを語り合い、お互いの存在が大きな支えとなっていました。特に、大好きな相手の手書きの文字は、ビタミン剤のように心を癒してくれました。
再会と成長
大人になってからも、二人は何度か会う機会がありました。しかし、お互いの生活が忙しくなるにつれて、次第に会う頻度は減っていきました。仕事や家庭の事情でなかなか会えない日々が続きましたが、心の中ではいつもお互いのことを思い合っていました。
今年の春、久しぶりに再会する機会が訪れました。二人は一緒に観劇を楽しみ、昔のように笑い合いました。
劇場の外で撮った写真には、満面の笑みを浮かべる二人の姿が写っています。その笑顔は、まるで時が戻ったかのように輝いていました。
友情の再確認
再会したことで、二人はこれからもっと頻繁に会おうと決意しました。「会える時に会わないとね」という言葉が、心に響きました。お互いの誕生日を祝い合い、還暦を迎えた友人には「お誕生日おめでとう」と伝えました。そして、これからもお互いを応援し続けることを約束しました。
絆の強さ
60年間の友情は、時に離れても決して消えることはありませんでした。むしろ、その絆は歳月を経てさらに強くなっていったのです。
未来への希望
これからも彼女たちは、お互いの存在を大切にし続けることでしょう。そして、どんなに時が経っても、その絆は永遠に続いていくのです。彼女たちの物語は、私たちに友情の素晴らしさと大切さを教えてくれます。
60年の友情は、まさに宝物です。これからもその絆が続き、さらに深まっていくことを心から願っています。お互いにとって、そして私たちにとっても、その友情は大切なものです。
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