6月12日、『現代ビジネス』が報じた衝撃的なニュース。ロサンゼルス・ドジャースが、日本テレビとフジテレビに対して取材パスを凍結、つまり“出禁処分”を科していたというのです。

その背後には、大谷翔平が購入した12億円の新居を巡る報道に激怒した出来事がありました。日テレ・フジの現地スタッフによる過剰な取材が原因とされ、今後は大谷への取材はもちろん、過去映像の使用も禁止されるとのことです。

大谷翔平の怒り

両テレビ局の広報部は、『現代』の取材に対して「事実かどうかも含めて回答できない」と述べています。

シーズン開幕前、大谷は田中真美子さんとの電撃結婚を発表し、さらに元通訳・水原一平被告によるスポーツ違法賭博事件が報じられるなど、連日にわたってメディアからの取材攻勢を受けていました。

彼自身も「色々あって睡眠が足りない日が続いた」と話すように、プレー以外でのストレスも大きかったことでしょう。それでも、現在は1000億円プレーヤーとしてふさわしい活躍を見せています。

出禁の理由とは

スポーツジャーナリストによると、「大谷選手が過去に個別に“出禁”を言い渡すほどの怒りを示したことはない。しかし、今回のケースでは“近しい人への突撃インタビュー”が許せなかったのではないか」

大谷翔平夫妻が購入した新居に関する報道は過熱し、新居エリアに住むご近所さんへの過剰な取材が行われていたとされています。取材クルーが連日近隣をうろつき、上空にはヘリまで飛ばしていたというのです。こうした取材行為が近隣住民の安心を損ない、生活を妨げる迷惑行為として映ったのかもしれません。

大谷の心情

水原被告による裏切りが発覚した際、大谷は冷静な態度を見せていましたが、「自分のせいで他者に迷惑をかける」行為には我慢できなかったのではないでしょうか。彼の性格から考えると、他人への迷惑行為は絶対に許せなかったのでしょう。

大谷翔平は、プレーヤーとしてだけでなく、人間としても高い道徳観を持っています。今回の“出禁”騒動は、その一端が垣間見える出来事だったのかもしれません。今後、メディアは彼のプライバシーを尊重し、適切な取材活動を行うことが求められます。