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M-1グランプリの放送事故4選
2024/09/10

M-1グランプリは、笑いを愛する日本中の人々にとって、年末の楽しみのひとつです。しかし、そんなM-1の歴史にはいくつかの放送事故やハプニングがありました。

1. おぎやはぎ事件 – 不公平な審査と視聴者の悲鳴

2001年、第1回M-1グランプリにおいて、予想外の出来事が発生しました。この年、おぎやはぎが決勝に進出しましたが、審査結果が彼らにとって厳しいものでした。当時の審査方式は、札幌、大阪、福岡の一般視聴者が参加する「視聴者審査」とスタジオの審査員の合計点で競われる形式でした。

しかし、おぎやはぎは大阪で9点、札幌で22点、福岡で12点という驚くほど低い点数を受けてしまいます。観客からは驚きの声が上がり、会場は一時騒然としました。これに対し、スタジオ審査員の松本人志さんは「大阪の客は頭おかしいんちゃう?」と、感情をあらわにしました。笑いの好みの地域差が顕著に表れたこの出来事は、M-1史上初の放送事故とされ、その後、一般視聴者による審査は廃止されました。

2. 立川談志の辛辣コメント – 審査の基準を揺るがす言葉

2002年のM-1では、落語界の大御所、立川談志さんが審査員として参加しました。しかし、彼のコメントはあまりにも辛辣で、視聴者や参加者を困惑させました。

特に注目を浴びたのは、テツandトモへのコメントです。彼らの「なんでだろう」のネタは観客を爆笑させましたが、談志さんは「お前らここに出てくるやつじゃないよ、もういいよ」と言い放ちました。この言葉に会場は凍りつきましたが、談志さんは「俺、褒めてんだぜ」と言い、さらに場を混乱させました。

これは、テツandトモがすでに芸風を確立しているとみなされ、寄席などの舞台で輝くべきだというエールだったのですが、その伝え方があまりにも過激でした。

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