今日は少し刺激的なテーマについてお話ししましょう。誰もが一度は見たことがあるテレビCM。しかし、その中には思わぬ理由で放送中止に追い込まれたものもあります。
最初にご紹介するのは、キリン氷結のアニメCMです。このCMは2017年にウェブで公開され、アニメ制作会社とのコラボレーションで制作されました。オリジナルキャラクターに有名な声優が声を当てたことで、アニメファンからも大変な支持を得ていました。
しかし、放送中止に追い込まれた理由はキャラクターの「年齢設定」でした。
CMに登場するキャラクターは21歳から25歳までの設定だったのですが、2016年に見直された「酒類広告の自主規制基準」によって、酒類の広告に出演するモデルは25歳以上でなければならないというルールに反してしまったのです。
「アニメキャラクターが未成年にお酒をアピールしているのでは？」というクレームが寄せられ、最終的に放送中止となりました。しかし、アニメファンからは「不当なクレームだ」という声も多く寄せられ、署名運動まで行われる事態となりました。
次に紹介するのは、1992年に放送されたペプシコーラのCMです。このCMは当時人気のラップ歌手、MCハマーが出演し、コンサート中に飲み物をコカ・コーラにこっそりとすり替えられた結果、調子が狂ってしまうという内容でした。
CMでは、ペプシを飲んだMCハマーがいつものパフォーマンスを取り戻すという、コミカルな展開が描かれていましたが、問題は「競合他社であるコカ・コーラの名前を直接出したこと」です。
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