昭和14年(1939年)頃、母方の祖父が通っていた大学の卒業アルバムに残された一枚の写真があります。その写真は、当時の授業風景を捉えたもので、教室は生徒たちでギッシリと埋め尽くされていました。教師が黒板に向かい、熱心に講義をしている様子が伺えます。科目は英語で、黒板には筆記体が書かれていました。
教室に広がる英語の魅力
昭和の時代、英語は非常に重要な科目とされていました。特に筆記体は、美しい文字を書くための基本技術として教えられていました。祖父の世代は、この筆記体を一生懸命学び、実践していました。
現代では、筆記体を学ぶ機会が少なくなり、その美しさや実用性が忘れられつつあります。私自身は筆記体を学んだ世代ですが、娘は学校で筆記体を習わなかったため、なんとなくしか書けないのが現状です。
祖父の英語への情熱
祖父は英語の勉強が大好きで、大人になっても、そして老人になっても、常に英語の勉強を続けていました。英語の本を買い集め、日々の生活の中で英語を学ぶ姿勢を忘れませんでした。その情熱は私たち家族にも伝わり、祖父の影響で英語に興味を持つようになった人も多くいます。
昭和の授業風景
写真に写る教室の風景は、今とは大きく異なります。当時の教室は、生徒たちがぎっしりと座り、集中して授業を受ける姿が一般的でした。教師は黒板に向かい、大きな声で講義を進め、生徒たちはそれを一心にノートに写し取っていました。
教室の雰囲気は非常に厳粛であり、学びへの意欲がひしひしと伝わってきます。現代の教室とは違い、電子機器やインターネットもない時代において、生徒たちは紙と鉛筆を使い、全てを手書きで学んでいました。
そのため、筆記体の美しさや正確さが求められていたのです。
筆記体の魅力とその重要性
筆記体は、単なる文字の書き方ではありません。それは、美しい文字を書くための技術であり、文章を書く際の流れるようなリズムを生み出します。筆記体を学ぶことで、書くことへの意欲や楽しさが増し、表現力も豊かになります。
祖父の世代は、筆記体を通じて文字の美しさや正確さを学びました。その結果、彼らの筆記体はまるで芸術作品のように美しいものでした。現代の私たちも、祖父たちのように筆記体の重要性を再認識し、その技術を学び続けることが必要です。
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