1980年代の日本車市場は、まさに革新と個性がぶつかり合う戦場でした。その中でも、ホンダは一際異彩を放ち、多くの個性的なモデルを世に送り出しました。今回は、その中でも特に印象的な5台を取り上げ、その隠された意外な性能や魅力について詳しく探っていきます。
1983年に登場した3代目シビックは、「ワンダーシビック」の愛称で親しまれました。それまでのシビックと比べ、デザインも性能も大きく進化したこのモデルは、その名の通り「奇跡と驚異」を体現していました。特に、135psを発揮する1.6L DOHCエンジンを搭載した「Si」グレードは、スポーティカー市場に新風を吹き込みました。さらに、ショートデッキスタイルのハッチバック、利便性を重視したシャトル、伝統的な4ドアセダンの3本立てで、多様なニーズに応えました。
1985年に登場したクイント・インテグラは、ホンダの技術力を一段と引き上げたモデルでした。2450mmのホイールベースを持ち、広い室内空間とスタイリッシュなデザインが魅力です。特に、135psのパワフルなエンジンを搭載しながらも、スタイリッシュなクーペとクーペライクなセダンとして、国内外で高い評価を得ました。トルクステアの問題はあったものの、その走行性能とデザイン性は、いまだに愛され続けています。
1989年に発表された4代目アコードは、ホンダが高級車市場への進出を強く意識したモデルです。2720mmのホイールベース、低いノーズデザイン、ダブルウィッシュボーンサスペンションなど、スポーティさと高級感を兼ね備えた特徴が目立ちます。また、5気筒縦置きエンジンを搭載したアコード・インスパイアや、アメリカ生産のクーペとワゴンの追加により、選択肢が一気に広がりました。
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