テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で2日、羽鳥慎一アナウンサーが、長年フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」のキャスターを務めていた小倉智昭氏と対談する様子が放送された。
小倉氏は昨年、腎盂がんと診断され、左の腎臓の全摘手術を受けたことを公表していた。今回、羽鳥アナが小倉氏の自宅を訪れる形で対談が実現。闘病生活や現在の心境について語られた。
小倉氏は2016年に生放送で膀胱がんを公表。2021年には肺への転移が判明し入院。現在は「体調はすごぶるいいんです」と語る一方で、「先生に言わせると、小倉さんの場合はがん細胞が体に残っているのはほぼ確実で、この先転移もするから、免疫を高める治療をしていきましょう」という状況だと説明。
続けて、「最後の手段として(免疫チェックポイント阻害薬の)キイトルーダを使いましょう、と。それで少しでも寿命を延ばすということ。かなり危ない状況です」と、自身の病状について羽鳥アナに率直に打ち明けた。
この対談を通して、小倉氏の闘病生活の壮絶さと、それでもなお前向きに生きようとする強い意志が感じられた。視聴者からは、小倉氏の病状を心配する声と共に、その力強い言葉に励まされたという声が多く寄せられた。