宝塚歌劇団からの公式発表によると、宙組に所属していた若手娘役の彩妃花と葉咲うららが、3月31日をもって退団したことが明らかになりました。彩妃花は、昨年9月に亡くなった宙組の劇団員と同じ103期生で、同じ出身地を共有しています。彼女は亡くなった劇団員が新人公演の責任者を務めていた際、彼とともに多大な責任を担っていたとされています。
一方、葉咲うららは2020年に入団した106期生で、昨年、宝塚を代表するトップスターの一人である真風涼帆のサヨナラ公演「カジノ・ロワイヤル」においてエトワールに選ばれるなど、彼女の将来が非常に楽しみされていました。
通常、宝塚歌劇団では公演終了とともに退団するケースが多い中、この二人の退団が特定のタイミングで発表されたのは異例のことです。特に、急逝した宙組の劇団員の遺族との合意締結が公表されてからわずか3日後の退団発表となったことは、注目を集めています。彩妃花と葉咲うららの退団は、宙組、さらには宝塚歌劇団全体にとって、感慨深い出来事となったことでしょう。