「マルハニチロ」が実施した「回転寿司に関する消費者実態調査」の結果が明らかになりました。この調査は、月に一度以上回転寿司を訪れる全国の15歳から59歳までの3000人を対象に行われました。
調査結果からは、回転寿司での食事傾向が浮かび上がっています。寿司の皿数に関しては、「10~14皿」を食べる人が最も多く39.8%を占め、「5〜9皿」がこれに続き39.5%を占めました。「15〜19皿」を食べる人は9.4%、「20〜24皿」を食べる人は5.3%で、平均して消費者は約9.9皿の寿司を食べていることがわかります。
支払い金額についても、興味深いデータが得られました。一人当たりの支払い金額では、「1000~2000円未満」が最も多く、53.6%の人がこの範囲で支払っていると回答しました。
それに続く「2000〜3000円未満」は26.1%、「3000〜4000円未満」が9.8%で、平均支払い金額は1804円となっています。
さらに、消費者が回転寿司で好んで食べるネタに関する質問では、「サーモン」が13年連続で1位に輝きました。全回答者の50.6%がサーモンを好むと答え、これを「マグロ(赤身)」が36.3%、「ハマチ・ブリ」が31.7%、「エビ」が29.1%、「マグロ(中トロ)」が27.7%が追いかけています。
特にサーモンに関して、好みのタイプを尋ねたところ、「炙りサーモン」が50.0%で最も人気が高く、次いで「サーモン(アレンジなし)」が46.6%、「オニオン+サーモン」が35.7%、「アボカド+サーモン」が24.1%、「チーズ+サーモン」が22.
3%と続きました。
この調査結果は、回転寿司を楽しむ日本人の食行動や好みについて貴重なデータを提供しており、回転寿司業界への深い洞察を可能にします。