昭和40年代前半、バスのデザインは大きく変化していました。それまで主流だったボンネットバスから、丸みを帯びた車体と丸目のランプが特徴のバスへと移り変わっていきました。このデザインの変化は、当時の日本社会の進化と共にありました。
昭和40年代のバスは、その車体が特徴的でした。ボンネットが短くなり、全体的に丸みを帯びたフォルムは、どこか優しさを感じさせるものでした。乗客にとっても親しみやすく、バス停で待つ時間さえも楽しく感じられたことでしょう。
丸目のランプ
丸目のランプは、その時代のバスのもう一つの特徴です。このデザインは、どこかレトロでありながらも可愛らしさを持ち、街を走るバスの姿を一層魅力的にしていました。夜間には、その丸目のランプが温かい光を放ち、乗客の安全を守っていました。
地元の神姫バスも、この時代の変化を感じさせるものでした。当時、神姫バスにはストライプ模様の入った車両と、入っていない車両がありました。この違いは、急行遠距離路線と普通路線を区別するためだったのかもしれません。
ストライプ模様の入った車両は、急行遠距離路線で使用されていたと考えられます。この路線は、遠くの町や都市を結ぶもので、長時間の乗車を快適にするための工夫が施されていました。ストライプ模様のデザインは、遠くからでも目立ち、利用者にとってもわかりやすいものでした。
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