1983年、私がまだ学生だった頃、初めて手にした中古車。それは当時としても非常に珍しく、ほとんどの人がその存在すら知らない一台だった。車に興味を持ち始めた頃、あまり予算がなかった私は、出来る限り安い中古車を探していた。しかし、そんな状況で偶然出会ったのが、まるで「幻」のような車だった。今回は、その車との出会いと、驚くべき性能について振り返ってみたいと思う。
当時、私は特に車種にこだわっていなかった。ただ、友人たちが次々と中古車を手に入れてはドライブに連れて行ってくれたのを見て、自分も一台欲しいという思いが日に日に強くなっていた。
当時の私は、日産パルサーという名前は知っていたが、この「エキサ」というバリエーションは聞いたことがなかった。見た目は角ばったスタイルが特徴的で、どこか未来的なデザインが印象的だった。しかし、その存在感とは裏腹に、販売員に尋ねてもあまり詳しい説明はなく、まるで彼らもその車の詳細を知らないかのようだった。
中古車ということもあり、値段は他の車よりもずっと手頃だった。正直、安ければ何でも良いという気持ちで購入を決めたのだが、乗ってみて驚いたのはその性能だった。まず、エンジンは1.5リッターのSOHCエンジンを搭載しており、軽快な走りを見せてくれた。加速もスムーズで、当時の他のコンパクトカーと比べても引けを取らない走行性能だった。
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