落語家、立川志らく(60)が27日、X(旧ツイッター)を更新。自身が連続ドラマに初挑戦し、26日に最終回を迎えたTBS系「Eye Love You」に出演を決めた理由についてつづった。
同作で主演女優、二階堂ふみ(30)の父親役を演じた志らくは「無事最終回を迎えられました。昨夜は打ち上げにも参加。本当にありがとうございました」と感謝。「『Eye love you 顛末記』その1」と題して、「出演が決まってからクランクイン、そしてクランクアップ、打ち上げまでのエピソードを徒然なるままに書きます」とした。
「テレビドラマ、やりたい」とつづった志らくは「昨年還暦を迎えた私の新たな挑戦がドラマ出演であった」と告白。「ひるおびの月曜日〜金のレギュラーであったからスケジュール的に無理だったが昨年秋から週一月曜の午後になったのでそれも可能になった。
そこに舞い込んできたのが『Eye love you』の出演。ただ寝たきりで話すこともできない役。喋りを生業とする落語家に来るような役ではない。でも私は躊躇なく引き受けた。というのも亡くなる前の談志が同じような状態だったから」と師匠の故立川談志さんに思いをはせた。
続けて「亡くなるひと月前、見舞いに行くと真っ白な頭で痩せ衰えた談志がそこにいた。癌の為声帯を摘出して話すことが出来ない。でも心の声が聞こえた。帰り際に談志がなにか言いたそうだった
息子の慎太郎さんが『パパ、なにか志らくさんに言いたいの?』と尋ねた。私は『電気消せ、ですか?』と聞くと談志は大きく頷いた。帰るなら病室の電気を消していけということだった。それが最期の言葉。
最後までやはり師弟であった。
その談志姿が頭にあったから、この寝たきりのお父さんの役は自分がやるべき役だと判断したのだった」(原文ママ)とつづった。
引用元:https://www.sanspo.com/article/20240327-YUGYYC6BIJGBNICZ6Y4GDXAMFA/,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]