9月16日に行われたブレーブスとの試合、ファンにとっては一瞬たりとも目を離せない激闘だった。今回の試合で、大谷翔平選手は1番指名打者としてスタメン出場。敵地で迎えたこの試合で、彼の一打が、試合の流れを大きく変えた瞬間が訪れる。
試合序盤、大谷は相手投手チャーリー・モートンとの対戦で2打席連続の三振を喫する。しかし、次の打席で彼が見せたのは、まさにファンの期待を超える一撃だった。5回、2アウト1・3塁の場面で、大谷はモートンの初球、内角低めの速球を狙い打ち、打球速度114.4マイル(約184.1km)のライナーでライト線に運び、1点を返す。その瞬間、球場は大きな歓声に包まれ、ドジャースに逆転の可能性が見えた。
試合は7回に入ると再びチャンスが訪れた。ドジャースは2アウト1・2塁の場面で大谷が再び打席に立つ。相手投手ディラン・リーのスライダーを見事に捉え、大谷は右手一本でバットを操り、再びタイムリーヒットを放つ。この一打で大谷は今シーズンの打点を106にまで伸ばし、チームの全得点を叩き出す活躍を見せた。
そして試合は9回、再び大谷に打席が回る。ここでは勝負を避けられ、申告敬遠されるが、その後のムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンの連続ヒットで試合は一気に逆転。
この試合でのもう一つのハイライトは、ウォーカー・ビューラー投手の見事な投球だった。
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