昭和41年(1966年)は私にとって特別な年となりました。この年、家族と一緒に初めて大都会神戸への旅行を経験しました。幼い頃の記憶ですが、鮮明に覚えています。お母ちゃんの実家に泊まった次の日、家族で神戸へと向かいました。
神戸港遊覧船にて
まず初めに、神戸港遊覧船に乗りました。これが私にとって生まれて初めて見る海の光景でした。広大な海原に胸を躍らせ、波の音を聞きながら船が進む感覚は新鮮そのものでした。風に揺れる船上で、初めて見る海の美しさに目を輝かせていたことを覚えています。
写真の中の僕は、兄ちゃんと一緒に船のデッキに立ち、遠くを見つめていました。
神戸大丸の大食堂
遊覧船を降りた後、家族で神戸大丸の大食堂へ向かいました。ここで初めてかき氷を食べました。シンプルすぎるかき氷でしたが、その冷たさと甘さは夏の暑さを一瞬で吹き飛ばしてくれました。お母ちゃんと一緒に座って食べるかき氷の味は、今でも忘れられません。
写真には、お母ちゃんと僕がかき氷を食べる姿が写っています。お母ちゃんは冷静な表情で、僕はその横でかき氷に夢中でした。兄ちゃんも一緒に食べていて、その光景は家族の温かさを感じさせました。
屋上遊園での楽しいひと時
次に訪れたのはデパートの屋上遊園です。ここでは馬の乗り物に乗りました。デパートの屋上にこんな楽しい場所があることに驚きました。馬に乗って遊ぶ僕の姿が写真に残っています。その時の僕はとても幸せそうな顔をしていました。
六甲山牧場での冒険
最後に訪れたのは六甲山牧場です。ここでは自然に触れ、動物たちと触れ合うことができました。田舎育ちの僕にとって、六甲山牧場の広大な自然と動物たちはとても魅力的でした。お父ちゃんの肩車に乗って牧場を見渡す僕の姿が写真に残っています。兄ちゃんも一緒に写っていて、その時の家族の絆を感じることができます。
大都会神戸への憧れ
田舎街に住む僕にとって、神戸の街のビルや道路、そして海は初めて見る大都会でした。絵本で見た未来都市そのものでした。夜になると、興奮してなかなか眠れなかったのを覚えています。
この旅行は、家族との絆を深め、私に新たな視野を広げる貴重な経験となりました。昭和41年、初めての大都会神戸への旅行は、今でも私の心に残る大切な思い出です。
このような家族旅行は、単なる観光だけでなく、家族の絆を深める大切な時間となります。
引用元:https://www.instagram.com/p/CikEwXpvk_v/?img_index=2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]