テレビの歴史は数多くのドラマやバラエティ番組、ニュース、スポーツ中継で彩られています。しかし、その中には視聴者の目に触れることなく、放送禁止となった作品も存在します。今回は、そんな放送禁止ドラマの中から、特に印象的な9作品を紹介します。
まず紹介するのは、「伝説の教師」という学園コメディドラマです。ダウンタウンの松本人志さんとSMAPの中居正広さんがW主演を務めたこのドラマは、2000年の4月から6月まで放送され、大ヒットを記録しました。しかし、放送終了後は一度も再放送されず、DVD化もされていません。いじめ問題や少年犯罪、死生観といったシリアスなテーマを取り扱っていたため、過激な描写やコンプライアンス、放送倫理に違反していると判断されたからだと言われています。
次に紹介するのは、長渕剛さん主演のヤクザドラマ「トンボ」です。主人公・小川英二が所属する八田工業と抗争する姿を描いた作品で、1988年に放送されました。しかし、その過激な暴力シーンや殺人描写に対する視聴者の嫌悪感から、再放送はされず、2006年のDVD販売も中止となりました。現代社会の無関心さを鋭く指摘する内容が注目されましたが、その過激さが仇となりました。
「リップスティック」は、社会の闇を描いた作品です。傷害事件を起こして収容された少女・早川愛が、所内で友情を育みながら過酷な現実に立ち向かう姿を描いています。1999年に放送されましたが、過激な暴力シーンが多数あったことや、出演者の石田一成さんが薬物所持で逮捕されたこともあり、再放送はされていません。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください